日本代表選手であり、その後代表監督を務め、さらに日本サッカー協会の元会長でもあった長沼健氏。
2008年6月2日にご逝去されましたので、高校生のみなさんには聞いたことが無い名前かもしれません。しかしながら、日本サッカー界に多大な功績を残しました。そして生前こんなことを口にしていたそうです。
「サッカーが上手になるためには大事なことが2つある。それは『あいさつ』と『整理整頓』だ。」
この話を聞いたある子どもが「挨拶と整理整頓ができなかった人で、サッカーが上手になった選手はいますか」と質問したそうです。長沼氏は「いません。」「絶対にいません。」「何千人という選手を育ててきましたが、サッカーが上手になる人は、必ずあいさつや整理整頓がきちんとできる人です。」と即座に答えたそうです。
青森山田高校サッカー部員は、遠くからでも立ち止まって大きな声で元気に挨拶します。たとえ知らない人であっても、会場付近にいるすべての人に対してあいさつします。他者との出会いを大切にしているチームコンセプトが伺えます。
また、個人のものはもちろんチームの用具の管理をしっかり行っています。道具を用いて行う競技は、チームのものであっても自分のものと同じように愛着をもって大事に扱うことが必須です。ちなみに、勉強ができるようになるには、何がどこに置いてあるかをきちんと把握できることが大前提とされています。
人とものを大事にできていますか?サッカー選手として向上していくことはもちろんですが、あいさつと整理整頓ができる人間でありましょう!
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