立ち上がり、この日スタメンに抜擢された藤井晴希が期待に応え、ドリブル突破を魅せます。その後、原田伊織から右サイドバックの阿部恵人、そこから左サイドの竹田桧都と見事なサイドチェンジの攻撃もありました。すると、10分に竹田治真からのクロスに藤井がヘディングで合わせ、見事に先制します。しかし、25分にロングスローからのこぼれ球をシュートされ、同点に追いつかれます。35分、こちらはCKから一度新川聖陽がボールを運んだ後にクリアされたところ、小野寺信幸が反応し、リードを奪います。が、41分には相手のセンターリングが風の影響を受け、ゴールに吸い込まれ、2ー2で前半が終わります。
後半は立ち上がりから、相手ゴールに迫り、ロングスローやCKのチャンスを何度もつかみますが、シュートがバーの上を越えるなど追加点を奪えません。前半から交代で入った氏家愛貴が攻守に活躍し、後半途中から投入された小嶋翼颯が積極的にゴールを目指しますが、やりきれないままカウンターを食らうなど、試合終盤は一進一退が続き、このまま試合終了かと思われたアディショナルタイムでした。小野寺の飛び出しから小嶋が倒され、PKのチャンスを手にします。キッカーの齋藤瑛太がしっかりネットを揺らし、突き放した後にゲームセット。価値ある勝利を手にしました。