2024年12月30日月曜日

2024年を振り返って

 昨日関東遠征が終わり、今年の盛大付属高校サッカー部の活動が終了しました。この1年、思うような結果は残せなかったことは、大変残念でなりません。一方、夢を抱かせる選手たちが随所に好プレーを披露することができ、誇らしい気持ちが確かにあります。県内においては長年にわたって岩手県の高校サッカー界をけん引してきた盛商・遠野から勝利を挙げることができました。また、昨年度は岩手県で初のベスト4を手にし、東北大会初出場という輝かしい歴史を築いてくれましたが、その中心にいたのは紛れもなくいまの3年生だったと胸を張って言えます。この場をお借りしまして、改めて保護者および関係者の皆様に、感謝申し上げます。この1年、温かくご指導ご支援くださり、本当にありがとうございました。


 日本サッカーの父と称されたデトマール・クラマーさんが「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする」という名言を残したことは有名ですが、元日本代表監督のイビチャ・オシムさんは「サッカーは人生の縮図だ」と述べています。不確実性の高い足でのプレーが主となるためミスが多いところ、しかしながら起きたミスはチームでカバーし合えるところ、連動や連携によって1つにまとまりながらゴールを目指すところ…、その要素はいくつも挙げられます。だからこそ、人間性の高い方が有利であり、忍耐や我慢を体得している人が粘り強く取り組めるのだ思います。

 盛附サッカー部は1月5日から始動します。6日からはフェスティバルが始まります。このブログもそれまでお休みしますが、2025年に盛附サッカー部に新たな歴史が刻まれることをご期待ください。どうぞよいお年をお迎えください。

第103回選手権大会観戦

 浦和駒場スタジアムで行われた2回戦には、岩手県代表の専修大学北上高校が出場しました。対戦相手は攻撃力を自慢とする高知高校。前評判通りツートップは強烈で、ロングボールに必ず絡んでくる強さを見せました。両サイドから放り込まれるロングスローは脅威で、ゴール前に飛んでくる威力は抜群でした。そして序盤に試合が動きます。ペースを握っていた高知が先制すると、勢いに乗って何度もゴールに迫っていました。対する専大北上はコーナーキックからチャンスを得ますが、シュートは枠から外れてしまいます。中盤でボールを動かしたい専大北上でしたが、高知の守備の出足の鋭さと当たりの強さにボールを失う場面が目立ちます。互いに交代のカードを切りながら、次の得点を狙いに行きますが、高知のキーパーの立ち位置を見て、狙いすましたシュートが突き刺さります。そのまま試合は終了し、専大北上は初戦敗退となりました。





 続いて、静岡学園高校と広島国際学院高校の試合が行われました。静岡学園は関東遠征で対戦したチームのように、両サイドを起点にして中に鋭いクロスを蹴りこんでくるスタイルでした。さすがに選手権メンバーの両サイドに広がったアタッカーはスーパーでした。何度も相手を振り切り、時にはカットインしてシュートをうかがうなど多彩な攻撃を見せます。両サイドだけでなく、チーム全体で中から外、外から中のボール回しを行い、隙を見てすかさず間を通す縦パスでゴール前に迫り、何度も決定機を作りますが、広島国際が粘り強く守ります。しかし、前半終盤にキーパーからの跳ね返りを押し込んだ静学が先制に成功すると、後半も勢いが止まりません。広島はカウンターから少ない好機をものにしようとするものの、追加点を奪われ、こちらの試合も2-0でゲームセットとなりました。


2024年12月29日日曜日

関東遠征最終日

 小松来楽を中心にしたサポート組からの報告です。

vs流経柏 1本目
 開始7分ゴール前でボールを持たれてシュートを打たれ失点。12分デフェンスの間にスルーパスを通されたところを冷静に決められ失点。14分シュートが味方にあたり、3失点目。22分ペナルティエリア内でファアルをしてしまいPKを与えますが、松川和生のビックセーブで失点を防ぎます。1本目は1度もシュートすることを許してもらえずに終了しました。

同 2本目
 立ち上がりから少しずつテンポが出てきましたが、なかなかシュートまでいくことができません。12分左サイドからいい形でクロスを上げ、合わせるも相手キーパーに止められます。18分メンバーを交代した後、センターバックの処理ミスから失点。19分立て続けに2失点目を許します。その後は、なかなか自分たちのペースでプレーすることができず終了しました。

同 3本目
 開始2分サイドへのスルーパスからクロスをあげられ、マークを掴めてないままフリーで打たれ1失点。27分中盤からFWにパスを通され、キーパーとの1体1を決められ2失点目29分安栗剛志がゴール前で仕掛けPKをもらい、今日初の得点をあげ、試合はそのまま終了しました。














2024年12月28日土曜日

関東遠征・5日目





vs静岡学園 1本目
 プレミアリーグWESTに籍をおき、選手権でも活躍が期待されている静岡学園サッカー部。選手権メンバーを除いた次期トップ候補が相手でした。持ち味であるドリブルで剥がしながら両サイドに展開する攻撃に、15分得点を許しますが、6分後竹田桧都のシュートで追いつきます。試合はそのままドローで終了しました。
同 2本目
 立ち上がりから押し込まれ、4分にCKから失点します。藤井晴希が遠目からゴールを狙いますが、ボールはバーの上を越えていきます。12分には中村颯琉が一度はビックセーブを見せますが、ボールが相手にわたり決められます。15分にはCKから押し込まれ、16分にも失点してしまい、完封負けを喫しました。
同 3本目
 互いに良い攻防を見せますが、ディフェンスラインのボールを奪われ、6分に失点を許します。すぐに戸来圭のスルーパスに反応し裏に抜け出した新川聖陽が同点シュートをあげます。15分相手の右ウインガーに2人が置き去りにされ、中で合わされ失点。ドリブル突破から立て続けに失点しまいますが、19分に右サイドを駆け上がった阿部恵人のクロスに新川がゴールを決め、1点差に迫ります。そして28分、佐々木奏空のパスを受けた小山優心が相手を交わした同点ゴールで追いつき、ゲームセットとなりました。









 vs西武台
 攻めてくるときは3バック、2ボランチの形になりながら前線に人数をかけ、流動的にポジションチェンジをしながら、積極的にサイドチェンジや裏への抜け出しを仕掛けてくる相手に全く対応できません。1試合目は前半だけで5失点、後半も修正ができずに4失点を食らってしまいました。2試合目も前半4失点、後半6失点と大敗。藤井晴希が1得点したことと中村颯琉が体を張っていたことは評価できますが、けが人が増え疲れがたまってきているからか、運動量が全く違いました。ダウンを含め身体のケアをしっかり行い、明日の最終日に良いパフォーマンスを見せ、遠征を締めくくってくれることを祈るばかりです。

2024年12月27日金曜日

関東遠征・4日目




vs桐生第一
 立ち上がり5分に相手は左サイドからクロスを入れ、ニアに走り込みながら、ファーでボールを合わす、お手本のようなゴールを見せつけます。追いつこうと安栗毅志が果敢にゴールを狙いますが、ボールはバーを叩きます。10分後には相手の右サイドから左サイドにボールを入れられ、ゴール前で細かくパスをつながれ押し込まれます。3トップにして前からプレスに行く中で、竹田桧都が1点返しますが、残り5分にまた相手の右サイドからクロスを入れられ失点、1-3で折り返します。後半は中盤の突破からサイドに展開され、センターリングから失点。裏へのボールに対応できずにさらにまた失点、メンバーを入れ替えた後半は、0-2で終わりました。






vs中央学院 1本目
 巧みなタッチでドリブルしながら、細かなパス交換で前進してくる相手に、取り所をハッキリさせられない中、10分までに3失点してしまいます。その後、高い位置でボールを奪った小山優心がゴールを決め同点に追いつきますが、反撃はそこまでに止まりました。

同 2本目
 相手の距離感をつかみだし、1失点はしたものの追加点を与えない、粘り強い守備を見せます。米澤遊月が遠目からシュートを放つなど、少ないチャンスをものにしようという積極性が見えました。結局は追いつけませんでしたが、収穫のある試合となりました。

同 3本目
 スローインからのリスタートでボールを受けた安栗毅志がキーパーのニアを抜く技ありシュート。竹田桧都の突破から齋藤瑛太が渡りボールが渡り、左足のクロスに新川聖陽の伸びのあるヘディングシュートが炸裂します。その後はスコアが動かずゲームセットとなりました。





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