2025年5月20日火曜日

スタンド応援

 今年の1月13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で行われました。ご存じの通り、前橋育英高校と流通経済大学付属柏高校が対戦し、試合は1-1のまま延長となりましたが、両校譲らず、PK戦へと突入しました。PK戦でも互角の展開が続き、キッカーが10人目まで続く激戦でした。結局、前橋育英が9-8で勝利し、7大会(第94回)ぶり2度目の日本一に輝いた大会となりました。
 この日本一を決める緊張感が高まる、PK戦の最中でした。
 流通経済大柏の4人目のキッカーとなるDF奈須琉世が蹴る直前、主審の笛が鳴らされ場内が静まりかえったとき、バックスタンドの観客席から「お前どうせ右だろ右」という男性の声が響いたのです。その声はテレビ中継で拾われ、SNS等で批判が噴出しました。

 この話をなぜ掲載したかというと、過日開催されたプリンスリーグ東北での試合において、応援団席から誹謗中傷とも取れる野次があり、規律裁定委員会から口頭及び書面による処分が関係チームに下されたと報告があったからです。
 「JFA懲罰規定が改正され、2025年1月より「サポーターの非行」というものが明記されています。応援団による卑劣な言動があった場合、その関係チームに対して懲罰が適用される場合がありますのでご注意ください」という連絡を受けました。
JFA懲罰規定 (12ページ「サポーターの非行」)

 本校でもときおり異議や異論を口にしてしまう場面が見られます。ひた向きに勝利に向かって努力する高校生を、盛り立てられるスタンドでありたいものです。試合をしてくれるライバルがいてこそ、試合が成り立つことを忘れずに大会に臨みましょう!

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