3年生の古典の時間に枕草子の「ありがたきもの」を学習しました。「ありがたし」は、有り難しという表記の通り、もともとは「めったにない」という意味でした。
サッカー部員の「ありがたきもの」について、その作文からいくつか紹介します。
・自分にとってありがたきものは、部活動や授業で使う道具を忘れることです。道具を忘れないことはとても大切で、練習や授業に悪影響が出てきてしまいます。試合では調子の良いプレーができなくなりますし、授業では覚える内容が頭に入らないことが起きてしまうかもしれません。そうならないために、前の日の夜にしっかり準備しています。ですので、僕が道具を忘れることはめったにありません。
・自分にとってのありがたきものは、サッカーをしない日です。平日は練習があり、土日は公式戦を含め休みがありません。さらに、自分は平日は体育館で朝練習に参加しています。オフの日でも朝練習には必ず参加しているので、丸一日サッカーをしない日はめったにありません。
・私にとってのありがたきものは、試合でけがをしたことです。けがをしたからこそ成長できたことが多くありました。それは人として努力の継続、自分に負けない強い心、そして我慢することです。サッカーにおいて技術的には伸びていないと思いますが、他の人ができなかった経験を持て、とてもよかったと思っています。
・自分にとってありがたきものとは、練習をしないで試合に勝つことだ。努力も練習もしない人が努力と練習を重ねている人に勝つことはないと思うからだ。簡単なことではないが、努力を継続するのは大変だし難しいが、自分の気持ちに負けることなくやり切る人が試合に勝つと自分は考える。だから自分は、努力と練習を怠らず、勝利に向かってどん欲になって戦っていきたい。
~この素晴らしい精神で躍進を~
他県だけど感動しました
返信削除いいお話ありがとうございます。高校3年生はそれぞれの立場や思いがあるかもしれませんが残り少ないサッカー部生活を悔いのないよう過ごして欲しいです。
返信削除努力できることは教えられるものではありませんし、誇らしい立派な才能です!残された時間、精一杯サッカーに打ち込んでください!
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